Wild Baby Chase |
Sur La Table(日本語だとサラテーブルと発音されている)は、調理器具で知られているアメリカのチェーン店。クッキング/グリル/ベーキングなどの調理器具、食器、コーヒーメーカー、料理本、調味料などなど、大きな物から細かいものまで色々売られていてとっても楽しいお店。
料理がさほど得意でない私は、こんな豪華な品揃えの店で調理器具を買わないし、買ったとしてもドレッシング用の小さい泡立て器だったり、ベーキング用の備品だったり、といった程度。 でも彼らが定期的に開いているクッキング・クラスにはなにげに興味があり、先日の日記に書いたように、バレンタインも近い&トビーの海外出張が入っているので、久しぶりのデート・ナイトはこの料理教室にトライしてみようということになり、行ってきた。 いやー、美味しかった〜。決してそんなに難しいレシピではないのだけど、やっぱり普段自分では使わないようなスパイスだったり組み合わせだったりで、自分たちで作ったと思えないほど美味しかった(笑)素材もよかったんだろうとは思うけど。 参加していたのは8組のカップル、合計16人。うち6組が50代〜60代前半のご夫婦で、1組だけ若くてまだ未婚の微笑ましい恋人同士、そして私とトビーというかんじ。2組ずつペアになって1つのコンロを使ったので、4人で作ったことになる。一緒に組んだカップルがまたかんじのいいアメリカ人夫妻で、結婚して11年経つけれど今でも料理はほとんどご主人がしていると聞いてびっくり。奥さんがそろそろ習う気になったとのことで参加していた。 この日のテーマは「赤ワインを使って作る料理」。 まずアペタイザー。ちょっとだけトーストしたバゲットに軽くオリーブオイルを振り、ブルーチーズを乗せ、さらにタマネギとアップル・スモーク・ベーコンをワインで煮込んだものを乗せる。 色々乗ってるわりに絶妙な調和ですっごく美味しかった! 次はサラダ。ルッコラの上にゴートチーズ(ヤギ乳のチーズ)の塊をぽんと乗せ、オーブンで1時間半近く調理して柔らかくなったビーツ(これはクラス内では時間がないのでスタッフがあらかじめ準備していてくれた)を乗せる。赤ワインで煮込んで作ったドレッシング(くるみやビネガー、ポートワイン、赤ワイン、そしてちょこっとカレーパウダーなんかも入れた)をかけたもの。 くるみが香ばしくてこれもまた美味しかった〜! そしてステーキにとりかかる前にデザートの準備。プログラムにはいちじくのコンポートとあったのだけど、本店のスタッフが間違えて揃っておらず、急遽洋梨で作る事になったそうな。私はどちらかというと梨の方が好きなのでいいんだけど。これも砂糖やら塩やら何やら入れて赤ワインで煮込む。 これを煮ている間にステーキ調理開始。すっごい大きなステーキ肉が出現。でももちろん、これは4人分。 トビーが味付けを担当。普通の塩、スモークド・ソルト、そしてコショウというシンプルな味付け。うちでやってるローストビーフとあまり変わらないかんじだなあ、と思ったところで、表面を強火でがっちり焼くという作業が入り、シェフが肉に関する色んな豆知識を教えてくれた。 トビー、頑張って表面を焼いとります。 これは両面をしっかり焼いて肉汁を閉じ込めた後に15分ほどオーブンへ。 付け合わせのガーリックポテトは、これも時間がかかるのであらかじめスタッフが調理しておいてくれたものがあり、それを肉を焼いた際にフライパンに残った肉汁&スパイスにからめながら温めなおし、出来上がったステーキをシェフがスライスしてくれて完成。(このスライス法もいろいろうんちくがあって面白かった) もちろんすっごい美味しかった・・・。みんな物も言わずに黙々と食べていて可笑しかった。 しかしこういう肉料理って、失敗率が低いし見栄えが良くて華やかなので、お客さんが来る時はつい肉になるアメリカの食卓がよく理解できる。 こんな料理食べてたら赤ワインが飲みたくなって、シェフに聞いてみたら「ボクもワイン出したいんだよ〜!」と悶えていた。 聞けば1、2年前までは教室の料理にワインをつけていたらしいのだけど、どこかの支店の料理クラスで何か問題が起きたらしく(詳細は聞かなかったけど、誰か酔っぱらって怪我したとかそんな類いのことじゃないかと思う)、それ以来ワインは出せなくなってしまったのだとか。 「でもまたそうできる方向で頑張ってはいるからね!」とシェフは言っていた。そうだよねー、料理人としては料理に合うワイン出すのも楽しみのひとつだもん、サーブしたいよねえ。うんうん。 そしてデザートのできあがり。バニラアイスクリームと一緒に食べてクラス終了。 私は洋梨のコンポートってすごく柔らかく煮込んである方が好きなんだけど、シェフは「ちょっと芯が残るくらいが好き」とのことで、固めのコンポート。充分美味しかったけど、自分で作る時はもっと柔らかくなるまで煮よう。(こんな洒落たもん、いつ家で作るんだ??という気もするけど・・・) でもとっても楽しくて美味しかった。毎月とは言わないけど、年に2回くらいこういうのもいいな。 その頃子供達は、グランパとグランマと一緒に家でお留守番して楽しく過ごしていた様子。帰った時には2人とももう寝ていて、ミオが寝る前にちゃんとトイレに言ったかどうかを義母に訊き忘れたので、念のためにオムツをしておいたら、朝5時半くらいにミオが起きて、まず「グランマ〜、寒い〜」とひと言。寝る前に隣にグランマが添い寝してくれていたので、今もいると思ったみたい。ぷぷぷ。可愛いなあ〜。そして次に「おしっこ〜」。やっぱり寝る前に行ってなかったんだな(笑)。起きてくれて良かった。 楽しいデート・ナイトでした。 クリックしていただけたら嬉しいです! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
by mionoah
| 2013-02-04 14:51
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